家族で用意しよう!! 緊急避難用持ち出しバッグ – ナップサック・Knapie 編 –

子どもたちの通学や、放課後のスポーツ教室、週末のレジャーなど、いろんなシーンで活用していただけるdecorateのバッグシリーズ。

その中でも Knapie(ナッピー)は、通学時のサブバッグや通塾バッグとして、また大人の方がスポーツジム用品や日帰り温泉セットを収納するなど、さまざまな年代&シーンで活用していただけるナップサックです。

Knapie|親子でマルチに使えるシンプルなナップサック

今回は、そんなKnapie(ナッピー)の緊急避難用持ち出しバッグとしての活用法を紹介します。

●バッグの中身を監修するのは…?

日本防災士機構(特定非営利活動法人)が定める防災士資格(登録No.193070)を所有している、decorate のバッグデザイナーで株式会社ナビリティ代表取締役・飯田です。

「何を詰め込めば良いのか悩んでしまう…」という方のために、詰め込むアイテムのチョイスとその理由もあわせて紹介します。

今回の提案にあわせ、大人用と子ども用の2種類の緊急避難用持ち出しバッグをKnapie(ナッピー)で作ってみました。

●大人用(合計37アイテム・4,036g)


●子ども用(合計32アイテム・2,317g)

ちなみに、今回は考えられる最大量のアイテムを詰め込んでいます。(詰め込んだアイテムの詳細はこの記事の最下段にまとめました。)

身体の大きさや背負える重さの差を考慮して、詰め込んだアイテム数に差がありますが、アイテムをチョイスする際の考え方は、大人も子どもも共通です。

今回さまざまなアイテムを詰め込んでみましたが、その中でも緊急避難用持ち出しバッグの中身としてぜひ揃えておきたい【基本10アイテム】はこちらになります。

緊急避難持ち出しバッグ –
ぜひ揃えておきたい【基本10アイテム】

1.ホイッスル
助けを呼ぶ必要がある場合、声を出して叫び続けると体力を消耗してしまいます。息だけで音を鳴らせるホイッスルは、声を出すよりもより楽に、そして遠くに助けを呼ぶことも可能です。


2.ライト類
被災する時間が夜だったり、停電で真っ暗になってしまったりすると不安で怖いですよね。懐中電灯やコンパクトなアウトドア用照明など、灯りの道具は必須です。


3.携帯ラジオ
大きな地震が起きた際は、必ず停電が起こります。消費電力が少ないラジオは、継続的な情報収集にオススメです。


4.モバイルバッテリー
スマホ用、またはライト類の電源として。事前に充電しておき、定期的にバッテリー残量をチェックしておきましょう。あわせて各機器の充電用コードも用意しておくと安心です。


5.小銭入れ
お財布を持ち出せなかった場合を考え、多少の現金を持っていると安心です。携帯用コインケースやアウトドア用財布を使うのがオススメです。


6.口腔ケアグッズ
口腔ケアは避難生活の際の健康維持の入り口とも言われます。歯ブラシ・歯磨きやデンタルリンスなどで口腔内をなるべく清潔に保ちましょう。


7.アウトドア用食器やフォーク・スプーン、アウトドア用ナイフ
避難先で食器などを確保できない可能性を考えて、簡易的なものを入れておくと安心です。また小型のナイフがあれば、簡単な調理も可能になります。


8.ミネラルウォーター
水分補給や簡単な洗浄など、水を確保できるまでの緊急用として。500ml程度のサイズなら、重さもそれほどではありません。


9.簡易非常食
避難先までの移動中など、食料を確保できるまでの緊急用として。スポーツ用の簡易食品やインスタント食品から選ぶのがオススメです。


10.養生テープ&マジック
意外と思われるかもしれませんが、避難時にはとても役立つアイテムです。名前を書き込んで服の上から貼ることで名札代わりになったり、文章を書いて貼り付けることで付箋メモ代わりになったり。また避難先で荷物をまとめたりする際にはロープ代わりにもなります。

【CHECK POINT – 1】
10アイテムの中には、消費期限・賞味期限のあるものや、自然に消費されるもの(バッテリー残量など)があります。定期的にそれらをチェックしておきましょう。

【CHECK POINT – 2】
口の広いウォーターボトルを用意しておけば、長細い物をまとめて収納するのに便利。また供給水の持ち運びも可能になります。

この【基本10アイテム】のほかにも、

・アウトドア用ガスコンロ
・マスクや消毒アルコール、ティッシュなど衛生用品
・鎮痛剤
・使い捨てカイロ
・ポリ袋
・タオル(マフラー代わりにもなります)
・折り畳みクッション
・簡単な文房具(ノート、ボールペン、マジックペンなど)

…などがあれば、更に安心。バッグの容量にあわせてアイテム数を調整したり、一緒に避難する人数でアイテムを分散して収納するなどして、アレンジしてみてはいかがでしょうか。

また、もし可能ならご自宅のほかに自家用車の車内や勤務先など、普段過ごすことが多い場所にそれぞれ緊急避難用持ち出しバッグを用意してくと、更に安心です。

いつ何時に起こるかわからない災害に備え、ぜひ用意しておいていただきたい緊急避難用持ち出しバッグ。そのご準備の際に、今回の記事を参考にしていただければ幸いです。


株式会社ナビリティ代表取締役 飯田

* 2024年2月2日より、Knapie(ナッピー)の震災復興支援チャリティー販売を開催中です。

ナップサック[Knapie]の復興支援チャリティー販売を行います


【Knapie(ナッピー)緊急避難用持ち出しバッグ 詳細】


[大人版バージョン]
ウォーターボトル 179g
大人歯ブラシ17g
マウスウォッシュ 100g
大人歯磨き粉 34g
虫刺され薬 65g
リップクリーム 12g
携帯ナイフ 35g
大人カトラリー×2 21g
LEDライト(中)120g
電池単3×4個 96g
黒マジック 30g
ノート 60g
ボールペン 9g
ラジオ 205g
モバイルバッテリー 195g
充電ケーブル 28g
携帯コップ 54g
即席ラーメン×2 190g
栄養調整食品 94g
飲料水550ml 570g
アウトドア用ガスコンロ 348g
アウトドア用鍋 208g
ガスボンベ 350g
ソーラーランタン 57g
ポリ袋 200g
マフラータオル 93g
折り畳みクッション 34g
大人軍手 50g
養生テープ 178g
コインケース 25g
ホイッスル 10g
鎮痛剤 25g
大人マスク 28g
アルコール消毒 50g
ティッシュ 16g
使い捨てカイロ×10個 200g
除菌シート 50g

合計37アイテム 4,036g(約4kg)




[子どもバージョン]
ウォーターボトル 179g
子ども歯ブラシ 18g
マウスウォッシュ 100g
子ども歯磨き粉 48g
アルコール消毒 50g
虫刺され薬 65g
リップクリーム 12g
携帯ナイフ 35g
子どもカトラリー×2 15g
携帯コップ 54g
LEDライト(中)120g
キャンディ 118g
ソーラーランタン 57g
除菌シート 45g
飲料水550ml 570g
栄養調整食品 94g
絆創膏 17g
ティッシュ 16g
使い捨てカイロ×10個 200g
マフラータオル 93g
ハンカチ 40g
携帯ラジオ 54g
電池単4×2個 21g
LEDライト(小)24g
電池単3×4個 96g
折り畳みクッション 34g
ノート 60g
ボールペン 9g
コインケース 25g
ホイッスル 10g
子ども軍手 28g
子どもマスク×5枚 10g
合計32アイテム 2,317g(約2.3kg)